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努力をすれば夢は叶う。
ただそのために必要なことをアドバイスする
占・茶のライフカウンセラーである日高水留美さんは、高尾学院師範、沼波橘に15年にわたり師事した、いま占い界でもっとも注目される易学者のひとり。マスコミなどでも取り上げられることも少なくありません。大手企業のコンサルタントも務める、そんな水留美さんが占・茶を下北沢にオープンした理由は何だったのでしょうか。
「下北沢は息子が近くに住んでいたので、よく来てたんですよ。よく来てたんだけど、特に男の子に元気がないなぁって感じちゃって。私が勉強したこと、実践してきた経験を下北沢に来る若い人たちにも教えてあげられないかなと。それでこの占・茶を始めたんですよ。値段も安くして若い人が利用しやすいようにしてね」
占・茶はその名前から、当然占いをしてもらうカフェだな、と考える人が多いことでしょう。しかし・・・、
「うちは普通の占いに行くのとはかなり違うと思う。普通のところは、これはこうでダメよ、とか言うけど、人間ダメってことはないから。確かに変えられない宿命はある。でも運命は変えられる。自分が幸せになりたかったら、努力すれば必ず夢は叶うから。ただそのために必要なことをアドバイスをするわけ。人生の先輩としてね」
そう、水留美さんのカウンセリングは、占いの知識と人生経験に基づいた先輩からのアドバイス、もっと言えばお母さんから人生について教えてもらっている、そんな感じなのです。
「昔はタバコ屋のおばちゃんがいたり、乾物屋のおばちゃんがいて、気を付けて帰りなさいねーってのがあったじゃない。いまないでしょ。でもやっぱり若い人たちに年取った人が教えてあげればいいんですよ。知識と経験を」
のんびりと本を読んだり、テレビを見たり、まるで自分の家の居間にいるように利用していく人が多い。そのうえで悩み事や相談事があれば相談してね、というのが占・茶のスタンス。
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家にお父さんとお母さんがいて、
何かあれば相談する。そんな感じで利用できる場所
そんな家庭的な水留美さんのパーソナリティーは、占・茶のフードメニューにも表れています。例えば人気メニューの「トマトとチーズのオリジナル洋風うどん」。
「うちのフードメニューは全部、子供たちに出してきたもの。子供ってトマトきらいでしょ、ニンジンもきらい。だから野菜を食べさせるために、トマトベースにチーズを乗せて、スパゲティよりうどんの方がいいかなと思って作ったのが、この洋風うどん。それをそのまま、お出ししてるのよ」
そんなお店の雰囲気に惹かれてか、のんびりと本を読んだり、まるでテレビを見たり、自分の家の居間にいるように利用していく人が多いようです。そのうえで悩み事や相談事があれば相談してね、というのが占・茶のスタンスということでしょうか。
「家にお父さんとお母さんがいて何かあれば相談する、そんな感じだと思う。アートのこととか美容のこととかも分かるから、相談してもらえればアドバイスもできるし」
水留美さんのお父様は高名な画家として活躍。また長男はアートデザイナーとして、そして次男はヘアアーティストとしてパリ、ロンドン、ニューヨークで活躍中で、次男の奥様もフォトグラファーとして高い評価を受けています。アーティストの星に生まれてきたご家族に囲まれてきたそんな経験から、若いアーティストたちへのアドバイスもよく行っています。
「例えば絵を描くのでも、動きのある絵を描くことが得意な人も、静物を書くのが得意な人もいる。古典的なものがいいか、西洋的なものがいいか、東洋的なものがいいか。自分でまだ分かっていないから試行錯誤すると思うけど、星を見てあげて、あなたに合うのはこれなんじゃないって、ちょっと背中を押してあげる。それが私の役割だから。
でも決める決めないは自分だよ。最後は自分で決めて、無理はしなくていいけど努力をする。その努力しだいで必ず結果は出ます」
占いが大好きという人も、占いにはあまり興味がないという人も、一度ここ占・茶を訪れてみてはいかがでしょうか。占ってもらうためというよりも、お母さんに何かを相談するために。そんな感覚で訪れることができる占・茶は、まるで下北沢にある“実家”のような存在になってくれる場所なのです。
東京都世田谷区北沢2-34-11
リアンビル2F
03-3485-8978
営業時間
11:00~24:00
定休日なし
http://sen-cha.chu.jp/index.html
野菜を長時間煮込んで作られたトマトスープでいただく「トマトとチーズのオリジナル洋風うどん」をはじめ、まるで家で食べているような、家庭的で優しいお料理が揃っています。